メキシコ国境で拘束の外国人、米が即時送還を検討 コロナ対策

[ワシントン 17日 ロイター] – 米国のトランプ政権は、メキシコとの国境で拘束した外国人全員を直ちにメキシコに送還することを検討している。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めをかけるための措置としている。複数の政権関係者が明らかにした。

現在検討中の措置は、入国手続きが行われる場所以外で不正に米国に入国した移民を対象とするもので、合法的な移住や商業輸送には影響はないという。

しかし、国土安全保障省と税関・国境警備局(CBP)の当局者2人は、国境で拘束したすべての外国人を対象にすることも検討中と述べている。

メキシコ政府は17日遅く、外務省が短い声明を発表し、米側から公式提案を受けていないと反論した。この声明は、いかなる提案であれ影響を分析し、自国の利益、公衆衛生、人権を守るために行動するとしている。

この措置については、ニューヨーク・タイムズ紙が最初に報じた。政権が今回の措置を導入すれば、訴訟が起こされる可能性が高く、メキシコ政府の協力が必要になる可能性もある。

*内容を追加して再送します。

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