ブラジル政府、非常事態認定を議会に要求へ 新型コロナで

[リオデジャネイロ/ブラジリア 17日 ロイター] – ブラジル政府は17日、新型コロナウイルス危機に対処するため、非常事態の認定を議会に求めると表明した。12月31日までを非常事態とし、財政目標を廃止することで財政支出拡大につなげる。

また、ボルソナロ大統領は2度目となる「COVID-19(新型コロナウイルス)」検査が陰性だったと発表した。

ブラジルでは、新型コロナによる死者が初めて確認されたことが17日に公表された。

大統領府は声明で、国民の健康と雇用を守るため公共支出を拡大する必要があるなどとして、「連邦政府は非常事態と認めることを国民会議に求める」とした。

非常事態となれば、連邦政府は厳しい支出上限にとらわれることなく、救済措置への支出を拡大することが可能となる。ただ、政府は財政規律には引き続きコミットするとも表明した。

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