米議会は即行動を、新型コロナで失業増加=ミネアポリス連銀総裁

[18日 ロイター] – 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は18日、新型コロナウイルスの感染が急速に拡大する中、すでに職を失いつつある米国民を支援するため、議会に迅速な行動を求めた。

総裁は、CNNに対し「スピードが極めて重要になる」と述べ、感染者が急増しているカリフォルニアやニューヨークよりも人口がかなり少ないミネアポリスだけで、今週すでに数万人が雇用を失っていると指摘した。

「議会が何をするにしても、より素早く、より積極的に行動できれば、より多くの国民を助けることができる」と語った。

総裁はまた、米当局が国民の健康を守るため、移動や集会を制限する中、数百万人の雇用がリスクにさらされていると指摘。「今後の新型ウイルスの感染状況が、最終的な経済への影響を左右する」とし、「残念なことに、それは壊滅的なものになる可能性がある。金融危機のような状況か、あるいはそれを上回る可能性もある」と語った。

JPモルガンは18日、米経済成長率が第2・四半期にマイナス14%になる恐れがあるとの見方を示した。これは大恐慌時のマイナス幅を上回る。

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