<中共ウイルス>アイスランドで二重感染者が確認された。現地の研究者はウイルスの変異を指摘している。写真は首都レイキャビク(GettyImages)

<中共ウイルス>アイスランドで二重感染者が確認 ウイルスが突然変異

アイスランドのメディアによると、このほど同国で中共肺炎(COVID-19新型コロナウイルス)の陽性反応が出た患者が、2つのウイルスに同時に感染していたことが確認された。2つ目の菌株は、中共ウイルス突然変異したものだという。

アイスランド誌「レイキャビク・グレープバイン」(The Reykjavik Grapevine)電子版は3月24日、レイキャビクに本社を置くバイオ医療品会社、deCODE Geneticsの創設者で最高経営責任者(CEO)のカリ・ステファンソン(Kári Stefánsson)氏の話を引用して報道した。同社は、アイスランドで発見された中共ウイルス40株の遺伝子配列を分析した。

ステファンソン氏は23日、アイスランド国営放送「RÚV」の取材に対して、遺伝子配列の分析から突然変異が見つかったと述べた。

同氏によると、2種類のウイルスに感染した患者から、変異していないウイルスと変異したウイルスが検出されたが、この患者に感染させられた人は変異したウイルスしか持っていないという。同氏はこのことから、変異したウイルスは、より悪質または感染性が高い可能性があると指摘した。

同誌は、「時間が経つにつれ、ウイルスは変異して、感染力を増していく可能性がある」との見方を示した。しかし、神経学者でもあるステファンソン氏は、偶然性を示唆しながら、「変異したウイルスがより致命的であるかもしれない」として研究を続ける必要があるとの見方を示した。

ステファンソン氏は、国際データベースにおいて、二重に感染した患者から採取した検体で突然変異を発見したのは、世界で初めてだとした。

米ジョンズ・ホプキンズ大学によると、3月31日午前10時の時点で、アイスランドの感染者数は1086人で、死者は2人となった。

ステファンソン氏は、無症状の病原体保有者が多くいるため、実際の感染者数はより高いとの考えを示した。

(翻訳編集・張哲)

関連記事
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]