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紫禁城から知る古代中国の五行思想

万物は五行(五つの要素:金、木、水、火、土)から成り、物事には秩序がある。一見、複雑に見える物体や現象はすべて「五行」で構成されており、互いに関連しあいながら、目に見えない「法」によって、秩序が保たれていると古代中国人は考えた。

ユネスコの世界遺産に登録されている北京の紫禁城(故宮博物院)は、五行を取り入れた代表的な建築物といえる。金、木、水、火、土はそれぞれ対応する色や季節、方角があり、それらを配慮した造りが紫禁城にみられる。

 金 ― 秋、白、西 (涼しさ、終了、夕日が沈む)

 木 ― 春、緑、東 (成長、目覚め、朝日が昇る)

 水 ― 冬、黒、北 (寒さ、凍土、北国の長い夜)

 火 ― 夏、赤、南、(炎、輝き、繁栄、真昼の太陽)

 土 ― 真夏、黄、中心 (肥沃、成熟)

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