柔よく剛を制す
地下鉄で罵る男性 70歳の女性がとった行動とは?
電車の中で突然、誰彼となく激しく罵りだす人を見たことはありませんか?仕事のストレスがピークに達しているのか、あるいは悩みや不安が鬱積しているのか…。本当は彼らはただ孤独で、人との触れ合いを求めているだけなのかもしれません。
昨年2月、エハブ・タハさん(Ehab Taha)がカナダのバンクーバーで地下鉄に乗っていた時のことです。
スキンヘッドで強面の男性が、車内で意味もなくわめき散らし始めました。彼の罵詈雑言に耐えかねた乗客は他の車両へ移り、その他の人たちもあきれた様子。男性は車内をウロウロし、初老の女性のすぐ横で立ち止まりました。その時女性がとった行動にタハさんは目を見張りました。なんと、女性は男性に手を差し伸べたのです。
女性が待っていると、男性も手を握ってきました。男性は床に座り込み、15分~20分くらい二人はじっとそのまま。時に男性がイライラしだすと、女性は彼を見つめ、彼の心を静めているようでした。次第に男性の目にはうっすらと涙が。目的地に着くと男性は「有難う、おばあちゃん」と言って、地下鉄を降りていきました。女性の行動に感激したタハさんは、その様子を写真に収めました。
タハさんが話しかけると、70歳だという女性は涙を浮かべながら言いました。「彼に孤独を感じてもらいたくなかったの。私にも彼と同じくらいの息子が二人いるから」「人生は、時に人を辛い環境に追い込むものよ」
タハさんがその日のエピソードをフェイスブックにアップすると、たちまち多くの反響がありました。彼はCTVニュースの取材に応じ、「時には人とのふれあいの方が他の何よりも勝ることがある」と語り、「このような人をただ怖がるのではなく、彼らに手を差し伸べて助けることが大事」と話しています。
(文・郭丹丹)
関連記事
釈迦牟尼佛が父王の死に際し、人生の無常や執着を超える道について語り、難陀に出家を促すまでの感動的な物語。
断食の基本は「賢く食べること」 老廃物を輩出し、細胞を健康にして免疫力を高めるために、食べない時間を決めることなのです。顔中に吹き出物があった人が断食をして、吹き出物がきれいに消えた人を見たことがありますが、本当に美しい肌になりました。
香港で唯一の「レゴ認定プロビルダー」の洪子健さんのチームは最近、長さ26メートル、幅1.78メートルの中国絵画の至宝「清明上河図」を再現し、ギネス記録に認定した。
歳を取れば更年期障害。しかし、心を磨いてきた人にはなんてことはない。気分が軽いということは執着が少ないということ。どんな欲望や執着に対しても、離れて淡々とすると、体は軽くなる。
プロのテクニックで南向きの窓もピカピカに!筋を残さず仕上げるためのスキージー技術と道具の選び方を解説