英国の国会議員らは、イマジネーションの支配権変更が国家安全保障への潜在的な脅威だとして、ボリス・ジョンソン首相に介入するよう働きかけている(Justin Sullivan/Getty Images)

英半導体メーカー、中国国有企業が支配権握る恐れ 議員ら政府介入を求める

半導体メーカーの英イマジネーション・テクノロジーズは、中国国有企業・中国国新ホールンディング(China Reform Holdings、中国国新)から4人を取締役に就任させることを検討している。英国の国会議員らは、同社の支配権変更が国家安全保障への潜在的な脅威だとして、英政府の介入を求めている。英スカイ・ニュースが6日に報じた。

報道によると、イマジネーションは来週の4月14日にも緊急取締役会を開く予定だ。情報筋によれば、イマジネーションの最高経営責任者ロン・ブラック氏を含む他の複数の幹部は、取締会役員が入れ替われば、早くて今週中にも辞任する見通しだという。

2017年9月、中国国新は、ケイマン諸島(イギリス領)を拠点とする中国系の未公開株投資ファンド、キャニオン・ブリッジ・キャピタル・パートナーズ(Canyon Bridge Capital Partners)を通じて、イマジネーションを買収した。買収額は5億5000万ポンド(約803億円)。

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