女性のために立ち上がった10代の若者、彼女の行動に涙!
もしあなたが、公共の場で誰かが言葉の暴力を振るわれているのを目撃した時、ただ通り過ぎますか。それとも、止めに入りますか。人気のテレビ番組「あなたならどうする?」が全く同じ質問を扱って2人の役者、デイビッドとローラインを使いお店で実験した。彼らは婚約した夫婦を装い、ローラインが暴力的な夫であるデイビッドに蔑まれるよう演じた。
カメラが回り、ローラインは商品を買い物かに入れながら助けを求めた。デイビッドはローラインを攻撃し、手を上げる素振りも見せ、声も荒げた。
ちょうど4人の男性客が通り過ぎた時、デイビッドは「俺たちの問題をみんなにさらけ出すの?なぜ俺はお前と結婚したんだ」と妻役であるローラインを指さしながら言った。
4人の男性客はデイビッドが自分の妻に向かって怒鳴り、彼女を馬鹿呼ばわりしているのを目撃した。彼らはこの夫婦を通りながら見つめていた。男の一人は歩くスピードを緩めたので、止めに入るかとも思われた。
「この男は止めに入りたがっている」と番組MCのジョンはセキュリティカメラを見ながらコメントした。しかしその若い男性客は、自分の止めに入りたいという本能を無視し、歩き去った。
ローレンは窮地に追い込まれているようであった。そこに、19歳のマルティーナが現れ状況は一変した。彼女はデイビッドが言っているのを聞いて我慢ができなくなったようで、彼のある一言がきっかけで、ローラインに「こっちおいで」と耳元でいい、手を引っ張って彼女をデイビッドから引き離した。
彼女はローラインを少し離れたところに連れていき、大丈夫かと尋ねた。ローラインは大丈夫だと答えたが、マルティーナは納得しなかった。「誰もあなたにあんな風に言ってはいけないわ」と10代のマルティーナは付け加えた。
デイビッドは自分の妻に話している10代の女性に近づき何を話しているのか聞こうとした。彼は自分の妻をこの女性から引き離そうと試みたが、マルティーナは「彼女は行かないわ」勇気をもってデイビッドにそう伝えた。彼女は終始、デイビッドから視線をそらさなかった。
デイビッドは自分の妻を投げ飛ばし、さらに暴力を振り、マルティーナが彼女を引き留めようとしているにも関わらず「車で待っているからな」と告げ、去っていった。そこに、マルティーナの母親が現れた。母親は自分の娘の安全を心配している様子だった。
「助けたいのは理解できるわ。でもあなたはまだ子どもよ」とマルティーナに伝えた。しかし、理不尽さに激しく立ち上がった19歳のマルティーナは「私は子どもなんかじゃない」と母親に言い放った。
デイビッドが我慢できずに戻ってきたとき、マルティーナは最後の言葉を放った。「あなたは彼女を連れていくことはできないわ。私の父は警察官で、今からここに来るの」と。
しばらくたって、種明かしの時間が来た。「ドッキリでした!」の一声で、マルティーナは湧き上がる安堵感から涙がこぼれた。ローラインはマルティーナを力強く抱きしめ、ありがとうと伝えた。「たくさんの男たちが通り過ぎていく中、私を助けに来てくれたのはあなただけよ」と付け加えた。
「誰もあんな風に扱われてはいけない」マルティーナは気持ちをMCのジョンに伝えた。「誰も彼女を止めようとはしなかったし、彼女も言われるがままだった」と。
ジョンがマルティーナになぜ彼女のために立ち上がって戦ったのかを尋ねた時、この10代の若者は素晴らしい答えを出した。「正しく育てられたからだと思います」と笑いながら、愛情のこもった視線で母親を見つめながら答えた。
この勇気ある若い女性の行動を家族や友人にシェアして、弱者を助けるような社会を作って行きましょう!
(大紀元日本ウェブ編集部)