いじめを乗り越え「美」の象徴へ 「母斑」を受け入れ立ち上がった少女
「母斑(ぼはん)」とは何かご存知ですか?先天的要因による皮膚組織の奇形のことで、生まれつき体に付いているあざのことです。ドイツ・ブレーメンに住むマリカ・ナジは、体中・顔中に無数の母斑がある状態で生まれました。壮絶ないじめを乗り越え「ありのままの自分」に自信を持つようになった彼女は、モデルとして活躍するまでになりました。
生まれたばかりのマリカの体を見て、両親はショックを受けたと言います。体中あざだらけで生まれたマリカに下された病名は「先天性母斑(母斑が体の大部分を覆う病気)」。人よりもがんの発症率が高く、このまま生き延びる確率は50%しかないと告げられました。マリカは小さな体で7回もの皮膚除去手術を受けなくてはなりませんでした。
マリカが成長するにつれ皮膚のあざもくっきりと判別できるようになり、残酷で悪質ないじめが始まりました。「みんな私のことを『醜い、汚い、生きる価値ない』なんてののしったの。執拗ないじめと闘う日々は本当につらかったわ。いじめといじめから来る絶望に飲み込まれまいと耐えるだけで精いっぱいだったのよ」とマリカは振り返ります。
関連記事
運動、仕事、学び、片づけ。成果を生む共通点は「完璧にやる」ことではなく、定期的にその場に立つことだった。
肌のくすみは紫外線だけでなく、睡眠不足や光刺激、ホルモン変化でも進行する。皮膚科医が、安全に透明感を回復させる正しいケアと注意点を解説。
「天然で安全」は本当?大規模研究が、メラトニンの長期常用と心不全リスク上昇の関連を示唆。睡眠サプリの思わぬ落とし穴と、賢い付き合い方を考えるための重要な一報です。
冬は気分の落ち込みや筋骨の弱りを感じやすい季節。チンゲン菜・しいたけ・厚揚げを組み合わせ、肝の滞りをほどき腎を養う冬向きの養生料理を紹介します。
世界の健康食物ランキングで、アーモンドが首位に。さらにラード(豚の脂)もトップ10入りし、健康常識の見直しを促す結果となった