工事現場に侵入した4人の子ども、土砂に埋まり窒息死

4月18日、河南省原陽県盛和府の建設現場で、5~9歳までの4人の子どもの遺体が発見された。21日、当局発表によると、4人は土砂を堆積させた作業場で遊んでいたところ、ダンプカーが運んだ土砂に埋まり、窒息死したという。同日、原陽県は住宅建設局長と2人の現場担当者を解任した。

中国国内報道によると、犠牲者の家族は21日、4人の子どもの葬儀を行った。2人は9歳、1人は7歳、1人は5歳で、全員が男の子。事故のあった原陽県の温荘村に住んでいたという。施工会社によると、4人の子どもたちは、囲いの隙間から敷地内に侵入したとみられている。

中国紙・新京報によると、事故の起きた工事現場は、道路や造園、住宅建設、運動場を含む広い作業現場。しかし、工事を請け負う企業は「施工許可」を取得しておらず、事故に関与した後傾型の後部8輪ダンプカーは、運転許可なく作業していた。

この事故を受けて、党書記と県住宅・都市再生局の孫国安局長、安全部隊長の王建康氏が解任された。党書記と県都市再生局(県総合法執行局)の魏雪毅局長も責任を問われるという。

19日には、ダンプカー運転手、建設計画監督官、現場施工担当ら開発・建設関係者8人が刑事起訴された。

(翻訳編集・佐渡道世)

関連記事
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
メディアのスクープ話が世の中を動かす。特に最近は「文春砲」など週刊誌メディアの元気が良い。同時に報道のありかたが問われている。国が国民の幸福を奪うことがあったら、ある程度、国家権力の作ったルールを逸脱する「反社会性」を持ち、戦わなければいけない時がある。記者は反社会的な面を持つ職業で、メディアは反社会性を持つ企業なのである。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明