米ノースウェスタン大学の研究者は、実験結果を踏まえて、匂いが心理的好感度に強く影響しており、特に初対面の場合は、匂いが相手に対する第一印象をかなり左右していると指摘した。
実験は、爽快なレモンの匂い、不快な汗の匂い、および刺激性のない中性の匂いをそれぞれの被験者に嗅がせたのち、一枚の無表情な人の写真を見せて、この人に対する好感度を評価するように求めたところ、爽快なレモンの匂いを嗅いだ被験者は、この写真内の初対面の人に対して好感度が高く、厭な汗の匂いを嗅いだ被験者は、写真人物に対する好感度が低いという結果が得られた。これによって、匂いが人間の感性判断力に対して強い影響を与えていることが分かった。
一方、ドイツの心理学者・フラウ氏が発表した研究報告は、日常生活の中で、匂いは、男性に比べて女性に対してより強い影響力があると指摘した。
フラウ氏の研究では、208人の若い男女を対象に、衣服などに付着している恋人の匂いから得られた心理効果に関して調査した結果、5分の4の女性たちが、衣服などに付着している恋人の匂いから快感を得られることが分かった。3分の2の女性たちは、恋人が不在の時、恋人のパジャマやシャツを着て寝たことがあると答えた。
その一方、女性と同じ行動を取る男性の割合は、40%にも足りず、さらに衣服などに付着している恋人の匂いを嗅いで快感を求める男性はほとんどいないという調査結果が得られたという。
しかし、男女ともに相手の匂いから喜びや満足、親近感が得られた。その前提は双方が互いに飽きていないことである。
(翻訳・太源)
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