職場に、いつも笑うことのない冷たそうな人と、常に笑みをたたえた温かい人がいる。仕事の関係で話をする必要ができたとき、あなたならどちらの人がいいだろうか?おそらく、多くの人が笑みをたたえた人を選ぶだろう。
AさんとBさんは同じ会社の企画担当で、毎日多くの仕事をこなし、ボスの信頼も厚い。しかし、二人の性格は全く異なっている。
AさんはBさんよりも多くの仕事をこなすので、ボスからいつもほめられる。ただし、決して笑うことがなく、仕事を請けるときも嫌そうな顔をする。逆にBさんは、楽観的で常に笑みをたたえており、人との付き合いが上手なため、お客さんから頼まれることが多い。
会社のマネージャーを選ぶに当たって、意外にもBさんが抜擢された。ボスが言うには、Bさんはお客の不満を安らげ、かつ信頼を得られるからだということ。
人はみな、周りの人から微笑みで接してもらえることを望んでいる。確かに、微笑みは成功するチャンスを大きくすることができる。
微笑みは偽善的な表現だと考える人がいるが、私はそうは思わない。それは神様から授かった心のコミュニケーション能力だと思う。
「完璧なチャンスが訪れるのを望んではだめだ。目の前に、あなたの現状を改善できて、十分に魅力的なチャンスが現れたなら、それをしっかり掴み、微笑みをもって第一歩を踏み出そう。そうすればきっと、さらに大きなチャンスが次第に展開されていくことだろう。微笑みがあればきっと相手の好感を得られる」(米作家アーヴィング・ウォーレスのことばより)
(翻訳・蘇燕、編集・瀬戸)
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