「大脳のために歌う」 認知症に効果
イギリス・ラジオ局BBCの報道によると、イギリスでは、「大脳のために歌う」という認知症患者のグループが、歌を通じて認知症のリハビリを試みており、非常にすばらしい効果が現れた症例があったという。
82歳のビルさんは、アルツハイマー症に罹ってから、家族との会話がまったくなくなり、何に対しても意欲を示さず、自分の世界にとじこもるようになった。
ビルさんは、このグループの活動に参加してから、意欲的に人々と交流し、会話を始めた。奥さんのジュンさんは、「とても良かった。歌い始めてから、ビルの様子が大きく変わりました。彼は自分の世界から出てきて、人々と会話できるようになりました」と、歌の効果を評した。
関連記事
記憶力の変化は、何歳ごろから現れるのでしょうか。新たな脳画像研究では、50代と20代の記憶テストの成績に違いが見られました。中年期の脳で何が起きているのかを探ります
更年期に減少する女性ホルモンは、脳の働きにも関係しています。なぜ女性にアルツハイマー病が多いのか。研究で見えてきた脳の変化と、ホルモン療法の可能性を紹介します。
食べる量が同じでも、「いつ食べるか」で脳の働きが変わるかもしれません。47人の女性を追跡した研究で、早い時間帯に食事を済ませるグループだけに認知機能の改善が見られました
よくあるラクナ梗塞は、血管の詰まりだけでは説明できない可能性があります。血管壁の異常に注目した研究を紹介します
非利き手で歯磨きや文字書きをすると、脳はいつもより働きます。集中力と神経可塑性を高める小さな習慣を紹介します