武漢ウイルス研究所、。2020年4月17日撮影(Photo by HECTOR RETAMAL/AFP via Getty Images)

武漢ウイルス研究所、昨年10月一時閉鎖との報道 米議員「漏えい事故の間接証拠」

トム・コットン米上院議員(共和党)は5月10日、米FOXニュースの取材に対して、中国の武漢ウイルス研究所が昨年10月に一時閉鎖されたと報じられたことについて、「同ウイルス研究所で漏えい事故が発生した証拠かもしれない」との見方を示した。

米NBCニュースは5月9日、3人の情報筋の話として、携帯電話などの通信端末の位置データを分析した結果、武漢ウイルス研究所は昨年10月に一時閉鎖された可能性があると報道した。

また、NBCニュースが入手した報告書によると、昨年10月7~24日まで、武漢ウイルス研究所の高セキュリティ区域で携帯電話の活動はなかった。「10月6~11日までの間に、危険な事故が起きた可能性がある」という。

報告書では、10月11日以降、武漢ウイルス研究所とその周辺地域の通信端末のトラフィックが減少した。10月14~19日まで、同研究所周辺の端末のトラフィックがゼロとなった。「この間、何らかの理由で道路を封鎖したと考えられる」

コットン上院議員は10日、FOXニュースの番組司会者、マリア・バーティロモ(Maria Bartiromo)氏のインタビューで、情報に関して事実を確認する必要があるとしながら、武漢ウイルス研究所が10月中旬に臨時に閉鎖された可能性が高いとの見方を示した。

コットン議員は「武漢市はニューヨーク市より大きい街で、市内の道路は交通量が多い。当局が武漢ウイルス研究所周辺の道路を封鎖したのには、それなりに重大な事由があったのだろう」と語った。

議員は、NBCニュースが取得した報告書について、「COVID-19(中共肺炎新型コロナウイルス感染症)は、海鮮市場などではなく、武漢ウイルス研究所で起きた事故だと証明する間接証拠であろう」「重要な情報であるため、これらのデータをさらに調べる必要がある」とした。

コットン議員は2月以降、中共ウイルス(新型コロナウイルス)について、武漢ウイルス研究所から漏えいした可能性が高いとの見方を示し、中国当局に対して透明性のある情報開示を求めてきた。

(翻訳編集・張哲)

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