2018年11月、上海で国際経済と貿易フォーラムに参加するビル・ゲイツ氏。(Lintao Zhang/Getty Images)

米コラムニスト、ゲイツ氏発言に苦言 「中国共産党批判は力の分散ではない」

中国共産党が中共ウイルス(新型コロナウイルス)感染拡大の初期段階で、情報を隠ぺいし、世界的な危機を招いたと非難されている中、米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が北京を擁護する発言をし、中国共産党への批判がパンデミック対策の努力を分散させたと述べた。

米紙ワシントン・ポストのコラムニストであるジョシュ・ロギン(Josh Rogin)氏が4月30日の記事で、ゲイツが間違っていると批判した。「中国共産党がいまだに感染拡大の真相や対応の失敗をあらゆる手段で隠ぺいしようとしている。アメリカ人の健康と命を守るために、この罪を見過ごすことはできない」

ゲイツ氏は4月26日、CNNとのインタビューでゲイツ氏は中国に真相の公開を迫っても意味がなく、パンデミック対策への努力を分散させるしかないと発言した。そして、「今の感染対策に役に立たない」と付け加えた。

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