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<東西洋神話伝説 自殺の罪1> イタリア『神曲』:地獄中の自殺者

苦しみに絶えられず自殺する人がいます。人は死んで本当に終わりなのでしょうか?洋の東西に関わらず、伝説や古典では自殺について考え方が同じで、自殺した人は罪を償うために死後も生前の何倍も苦しむと見ています。

『神曲』は13世紀から14世紀にかけてのイタリアの詩人・政治家、ダンテ・アリギエーリの代表作です。地獄篇、煉獄篇、天国篇の3部から成り、イタリア文学最大の古典とされ、世界文学史にも重きをなしています。

『神曲』において、地獄の世界は、漏斗状をしていて、最上部の第一圏から最下部の第九圏までの九つの圏から構成されます。地獄の階層は下に行くに従って罪は重くなり、受ける罰も重くなります。自殺した者は第七圏の第二環にいます。

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