サッカー元中国代表、「共産党を滅ぼそう」と宣言 当局が情報統制

中国当局が民主化を求める学生らを武力で鎮圧した天安門事件から31周年となった6月4日、サッカーの元中国代表、郝海東(かく・かいとう)氏はインターネット上で、「中国共産党を滅ぼそう」と呼びかけた。著名人の反体制言論を受けて、中国当局は情報統制をしいた。

北京時間6月4日、米国に亡命中の中国人富豪、郭文貴氏と元ホワイトハウス顧問のスティーブ・バノン氏はインターネット上で動画をライブ配信し、「新中国連邦」の成立を宣言した。バノン氏が宣言の英語版を読み上げた。これに参加した郝氏(50)は中国語版の宣言を朗読し、建国綱領を述べた。

郝氏は「中国共産党の殲滅(せんめつ)は正義のためである。中国共産党は、コミンテルンの資金支援を受けて中国で合法的な政府を転覆させたテロ組織だ。中国での全体主義的統治は、反人類の暴挙となった」などと述べ、非難した。

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