2019年7月18日、在米法輪功学習者は首都ワシントンで、20年前に中国当局が始めた弾圧の停止を呼びかける集会とパレード行進を行った(戴兵/大紀元)

法輪功学習者、1~5月27人が迫害で死亡・107人懲役刑 

中国国内では、今年1~5月まで、中共肺炎(新型コロナウイルス感染症)が爆発的に流行したにも関わらず、伝統気功グループ、法輪功学習者27人が当局の迫害で相次いで死亡し、107人が不当判決を受けたことがわかった。法輪功情報サイト「明慧網」が6月4日伝えた。

死亡した27人は40〜80代で、このうちの10人は看守所などで当局の拷問や虐待によって亡くなった。中国当局は、今年1月以降、中共肺炎の感染者が急増したことを理由に、各地の看守所や刑務所で親族との面会などを禁止した。実際に死亡した人の数はより多い可能性がある。他の17人は、これまでに受けた拷問による後遺症や、当局の嫌がらせによる精神的な苦痛で、自宅で死亡した。

明慧網によれば、死亡者は東北部の3つの省に集中している。遼寧省が10人と、省別では最も多い。黒龍江省2人と吉林省2人を合わせて、東北部3つの省で14人と、全体の半分を占める。また、省別で2番目に多かったのは河南省で、3人だった。

死亡した学習者の中には、航空機エンジニア、小学校の校長、中学校の教諭、軍医と中国のインテリ層も含まれている。

一方、中国当局は1~5月まで、各地の法輪功学習者107人に対して懲役刑を不当に言い渡した。学習者の大半は、迫害に関する真相資料を市民に配った時に、拘束された。家に法輪功に関する資料を「隠している」として逮捕された学習者もいる。

各地の裁判所は審理する際、原告、被害者、証人が現れることもなく、証拠も示さなかった。学習者側の弁護士が、警察当局の担当者に出廷し証言を行うよう要請しても、担当者は出廷しなかった。中国当局が掲げる「法を以て国を治める」のスローガンは、見せかけに過ぎないことを改めて反映した。

(翻訳編集・張哲)

関連記事
中国共産党はコミュニティワーカーの体制を強化し、地域での党組織の運営、管理、サービス業務に特化させた。これによ […]
2024年5月2日夜9時前、広東省汕頭市の交差点で暴力事件が発生した。
2024年4月29日、暴雨のほか雹なども観測され湖南省長沙市では「昼であるのにまるで夜であるかように真っ暗になった」ことでネット上で話題になった。
2024年5月4日、暴雨に見舞われて道路が冠水した広東省中山市ではワニ養殖場から本物のワニが多数逃げ出していたことがわかった。
自然死はまあ大丈夫だが、それよりも悪いのは、中国の実験室で漏れ出たコロナで何百万人もの死者を出したことだ。さらに悪いことに、その費用はすべて自由世界の税金で賄われている。中国が新たな感染症災害を招くと確信。 アメリカは、中国製の次の「殺人鬼」の誕生に資金を提供したり、協力したりすべきではない。