原油需要は徐々に回復、供給過多は解消されず=OPEC月報

[ロンドン 17日 ロイター] – 石油輸出国機構(OPEC)は17日に公表した月報で、需要が徐々に回復し、協調減産による効果で市場が均衡化しても、今年は供給過多は解消されないとの見方を示した。OPEC加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」に対する減産圧力が強まる可能性がある。

OPECは原油需要の減少幅について、下半期は日量640万バレルと、上半期の日量1190万バレルから緩和すると予想。「過去に例を見ない自主的な協調減産の効果で世界的な供給が減少したことが市場の力強い支えになった」とし、需要は年末に向けて「徐々に回復していく」との見方を示した。今回の月報では今年の原油需要見通しの下方修正は行わなかった。

ただ、最大の消費国である米国を巡る下方リスクは払拭されていないと指摘。さらに、これまでに実施された減産にもかかわらず、協調減産に参加していない国の産油量がこれまでの想定より約30万バレル多くなると予想されるため、原油市場の供給過多は年内は解消されないとの見方を示した。

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