ファイブアイズの5カ国の防衛相は22日および23日にビデオ会議を行った。写真は、米国防長官マーク・エスパー氏(GettyImages)

ファイブアイズ、安全保障分野で更なる連携強化へ

米国防総省は6月23日、米、英、カナダ、豪、ニュージーランドの5カ国で構成する協定「ファイブアイズ(正式名称:UKUSA協定)」は防衛・安全保障分野での協力を強化し、世界秩序への新たな課題に取り組むと発表した。

米中、豪中の緊張が高まるなか、各国の防衛相は22日および23日にビデオ会議を行った。会談では、両国の関係強化の目的と新たな機会を認識し、国際規範の課題に取り組み、主要分野での協力を包括的に強化するとの意見を一致させた。 

また世界的に、特にインド太平洋地域において、加盟国の安全性、主権が尊重される強い経済を構築する上で、地域のパートナーや制度が果たす役割を強化させていくことで一致した。

最終日に共同声明を発表した。声明の中で、5人の防衛相は「ルールに基づく安定した国際秩序を守り、支援するため、共通の関心事について防衛と安全保障協力を前進させる」ことを再確認した。さらに、既存および新たな安全保障上の課題に対処し、民主主義、自由、人権尊重の価値の保護という共通目標のために、頻繁に会合を開くことでも合意した。

このところ、ファイブアイズの活動は勢いを増して盛んになっている。22日にも、ファイブアイズ参加国の財務相は会合を開き、世界的に経済的ダメージを与えている中共ウイルス(新型コロナウイルス)のパンデミックについて会議している。

(翻訳編集・佐渡道世)

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