米ロ、宇宙安全保障巡り来週協議 7年ぶり=米当局者

[ワシントン 24日 ロイター] – 米国務省高官は24日、米国とロシアが来週、宇宙空間の安全保障を巡り2013年以来初めてとなる公式協議を行うと明らかにした。

米国はロシアが宇宙配備型の衛星攻撃兵器の実験を行ったと非難。国務省報道官は、協議は27日にウィーンで行われるとしている。

国務省で国際安全と核不拡散を担当するクリストファー・フォード次官補は、米国はロシアと中国がすでに宇宙空間を「戦闘領域」としたと認識していると表明。米宇宙軍はロシアが7月15日に宇宙配備型の衛星攻撃兵器の実験を行った証拠を得ているとし、米政府はロシアが宇宙空間で責任ある行動を示すことを望んでいると述べた。

ただ来週の協議で、米ロの新戦略兵器削減条約(新START)の更新が取り上げられるかについては明らかにしなかった。

トランプ大統領の軍縮問題特使、マーシャル・ビリングズリー氏は、6月22日にウィーンでロシアのリャブコフ外務次官と軍縮について協議した際、追加協議が7月下旬か8月初旬に行われる可能性があると記者団に述べていた。

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