親友のために素敵なドレスを作った18歳の天才デザイナー

インディアナポリスに住むティーンエイジャーのアディさんはもうすぐ開催されるプロムで悩んでいることがありました。それは、当日に何を着るべきかという問題です。しかし、お気に入りのドレス(600ドル)を買うお金もありませんでした。

ある夜、アディさんと親友のパーカーさんが夜に街を歩いていると、ある店に高級な素敵なドレスが展示されているのを見つけました。するとアディさんがパーカーさんに冗談で、同じようなものを作ってほしいと言ったのです。ドレスなんて作ったことのないパーカーさんでしたが、元々デザインに興味を持っていたパーカーさんは、思い切ってドレスを作ることにしました。

Photo courtesy of Adrianna Rust

ミュージカル劇場や小道具、セットデザイン、衣装などに長年興味を持っていたパーカーさんにとっても、自分の才能を試すいい機会でした。

ただ、彼はどこから始めればいいのか、よく分かっていませんでした。「僕達は、ただ楽しんでドレスを作ろうとしていたんです」とパーカーさん。

幸運にも今までパーカーさんは長年、色々なデザイナーのデザインを研究していたので、それがアディさんのドレス作りにも生かされました。「私のためにきっと素敵なドレスを作ってくれると信じていました。私の直感は正しかったのです」

Photo courtesy of Adrianna Rust
Photo courtesy of Adrianna Rust

ブルーのガウンを作るため、インターネット上でも色々調べたり、自分のおばあさんにも縫い方を教えてもらったりもしました。

パーカーさんは2019年1月にドレス作りを開始しました。プロムに間に合うように、完璧なドレスを作るためには、可能な限り時間をドレス作りに費やす必要がありました。 実際、彼はプロムの前日も、真夜中まで取り組んでいたそうです。「僕は完璧主義者なので、納得をいくものを作りたかったんです。プロムの前夜にもドレスに飾りを追加していたんです。首の周りのラインストーンや背中のレースなどを前の夜に追加しました」とパーカーさんは話してくれました。

プロムの日、アディさんは親友が作ったドレスを見て感動しました。「プロムの直前、朝に完成したドレスを見たときは、映画に出てくるドレスのようで本当に感動しました。彼が作ったなんて本当に信じられませんでした!」とアディさんは話してくれました。アディさんだけでなく彼らの学校の人々やインターネット上の人々も、この話を知って、とても感動しました。

パーカーさんが、長年の自分のであった夢を実現できたことに皆が感動しました。するとインディアナポリスのミュージカル「シンデレラ」の演出家のボブ氏が、お姫様に合わせてドレスを作ってくれる衣装デザイナーを探していたところ、パーカーさんの学校の先生が、彼を劇団に推薦してくれたことがきっかけで、彼はミュージカルの衣装を担当することになりました。「パーカーが書いたスケッチを見て、彼には間違いなく才能があると思いました」とボブ氏は話してくれました。

Photo courtesy of Adrianna Rust

パーカーさんはミュージカルのシンデレラのための完璧なドレスを作りました。「シンプルなものが美しいのです」とパーカーさん。

18歳という若さでデザイナーとしての道を歩み出したパーカーさんには、明るい未来が待っているようです。

関連記事
中国の古典小説『水滸伝』に登場する百八名の好漢の一人で13番目にあたります。酒好きの長身でした。
千年以上前の北宗は、脆弱で腐敗した宮廷のもとで、常に侵略に遭い、壊滅寸前の状態にありました。しかし、武勇に恵まれた皇室の一人が、戦を率い、朝廷を存続させました。
新型コロナウイルスCOVID-19の変異は消える気配がなく、人々は自然で安全かつ持続可能なウイルス対策が必要です。最新の研究によると、柳の樹皮エキスが以前に発見されていなかった広範囲の抗ウイルス活性を示しています。 フィンランドの科学者チームによるこの研究では、柳の樹皮エキスが、不活化されたコロナウイルスSARS-CoV-2、HCoV-OC43、および腸病毒に非常に効果的であることがわかりました。
中国四大奇書の一つ『水滸伝』は、 14世紀に施耐庵が著したものです。冒険、疫病、英雄伝、ならず者の世界などの民話の集大成で、宗代に実在した盗賊の一味から題材を得ています。
肉体が亡くなっても、魂は存続し続けるでしょうか? このような素朴な疑問を抱く人は少なくないでしょう。古代から、異なる民族に異なる伝説が存在しますが、そのほとんどは魂の存在を認めています。