確率は2万分の1 ナイジェリアの肌の色の違う双子が話題

ナイジェリアのダニエルくんとデイビッドくんは生まれたての双子です。ただ肌の色が違うので、双子とは思えないほど見かけは全く違います。一人は肌の色が白く、もう一人肌の色は黒いのです。

ダニエルくん(左)とデイビッドくん(右)は生まれた時から、肌の色が違います(SWNS)

母親のステイシーさん(30歳)と父親のババジイドさん(38歳)の二人は黒人ですが、デイビッドくんは白い肌と金色の髪をしています。

ダニエルくんは、両親や4歳の姉デミラデちゃんと同じように、黒い肌と黒色の巻き毛をしています。

デイビッドくんが肌の色が違うのは、アルビノという疾患が原因です。アルビノは、先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患なのです。しかし、二人とも美しい茶色の目をしており、外出すればいつもみんなから注目を浴びます。

服飾デザイナーであるステイシーさんは、二人がまるでセレブのような扱いを受けるので戸惑っているようです。

これに対して彼女は次のように述べています。「外出中は、いつも質問責めになるんです。『二人ともあなたのお子さん?』『なんで肌の色が違うの?』などと聞いてきます。二人とも私の子どもよと答えるけど、冗談を言っていると思われて不思議そうに見られるのです」

 

(SWNS)

「でも、子どもたちが生まれたときには、私自身とてもびっくりしました。二人の髪の色や肌の色が違うのを見て、本当に驚いたので、それを他人なら、なおさら驚くのも無理ないと思います」とステイシーさん。

ダニエルくんと色白の弟、デイビッドくんは2019年2月26日にナイジェリアのラゴスで生まれました。

ステイシーさんは、帝王切開で双子を出産しましたが、彼女は、二人の姿を見るまで肌の色が違うなんて思ってもみませんでした。

 

母親のステイシーさんと姉のデミラデちゃんと双子(SWNS)

とても珍しく専門家でさえこのようなケースは初めてだったそうです。看護師さんたちも二人の写真を撮ろうと集まってきたそうです。

デイビッドくんは、毎年 20,000 分の 1の確率で生まれる眼皮膚白皮症でした。オランダとモザンビークでも眼皮膚白皮症の赤ちゃんの誕生が報告されていますが、双子の一人が眼皮膚白皮症というのは今回が初めてのケースです。

「二人とも家族の中でも人気者なんです。とっても可愛らしい二人だから。父親とダンスをするのが大好きなのよ」とステイシーさんは、嬉しそうに話してくれました。

 

(SWNS)

「周りからは珍しく見られるけれど、意地悪をされたり否定的なことを言ってきたりする人はいません。人にどう思われても私は怖くもなんとも思っていないのですが。私の子ども達には変わりないので、肌の色なんて関係ありません。あの子たちがいるだけで私は幸せです」とステイシーさんは話してくれました。

(SWNS)

「アフリカでもアルビノは珍しく、あまり知られていません。だからとても特別な存在です。彼ら自身が特別なので、その母親になることも特別なことだと思っていますし、それを誇りに思っています」とステイシーさん。

最近、イギリスのモデル事務所から写真撮影の依頼があったそうです。撮影の計画はまだ初期の段階ですが、イギリスへ渡航し、撮影をする予定だそうです。

(SWNS)

ステイシーさんは、初めてのクリスマスをダニエルくん、デイビッドくんと一緒に家で過ごすのを楽しみにしています。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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