UAEがイラン漁師2人射殺、イランは船舶拿捕 対立続く

[ドバイ 20日 ロイター] – イラン外務省は20日、アラブ首長国連邦(UAE)の沿岸警備隊が17日にイラン漁船に発砲し、漁師2人を殺害したと発表した。また、同じ日に領海を侵犯したとしてUAE籍の船舶を拿捕(だほ)したことも明らかにした。

UAEがイスラエルとの国交正常化を発表した先週以来、イランとUAE間の緊張は高まっている。

イラン国営テレビは、UAE船がイラン領海を違法に航行したとして拿捕され、乗組員が拘束されたという外務省声明を報じた。

また同日、UAEの沿岸警備隊がイラン人漁師2人を射殺し、漁船を押収したとも伝えた。UAEはこの事件について謝罪したという。

UAEの外務省はコメントに応じていない。

UAEの国営通信社WAMは17日、同国の沿岸警備隊がペルシャ湾にあるシールアブーヌアイル島北西の領海で、領海を侵犯した漁船8隻を停止させようとしたと報じていた。

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