コンウェー米大統領顧問、8月末で退任へ トランプ氏側近

[23日 ロイター] – ケリーアン・コンウェー米大統領顧問は23日夜、8月末で退任する意向を表明した。家族を優先するためという。

大統領選の約2カ月前の退任となり、トランプ大統領は自身の政治的見解や政策決定について熱心に語る最も忠実な側近の1人を失う。

コンウェー氏は2016年の大統領選でトランプ陣営の選挙対策本部長を務め、女性の選対本部長として初めて大統領選で陣営を勝利に導いた。

最近では、新型コロナウイルスに関するトランプ大統領の記者会見再開において重要な役割を果たした。当局者は、トランプ氏の支持率低下に歯止めをかける上で会見再開が寄与したとみている。

一方、コンウェー大統領顧問の夫のジョージ氏は同日、ツイッターで、打倒トランプ氏を掲げる「リンカーン・プロジェクト」における役割から退くと表明した。

保守派の弁護士であるジョージ氏は同プロジェクトの共同創設者で、トランプ大統領を声高に批判してきた。

トランプ大統領は昨年、ジョージ氏を「変人」「地獄から来た夫」などと呼び、ジョージ氏もトランプ氏は精神的に大統領にふさわしくないと述べるなど応酬を繰り広げていた。

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