タイ訪問の観光客、1─7月は前年比71%減 渡航禁止など影響

[バンコク 24日 ロイター] – 24日に発表されたデータによると、1─7月にタイを訪れた外国観光客は669万人で前年同期比71%減少した。また、観光客による支出は同70.4%減の3320億バーツ(105億6000万ドル)となった。

タイでは新型コロナウイルス感染拡大抑制のため4カ月にわたって国境が封鎖され、観光に依存する同国経済に一段の打撃が生じている。第2・四半期には同国経済は前年同期比で1998年のアジア危機以来最大の縮小を示した。

渡航禁止が始まった4月以降の外国人観光客はゼロとなっている。

昨年通年の観光客は、過去最大の3980万人、7月単月では333万人、支出は1670億バーツだった。

タイの感染者数はアジアで最も少ない水準で、国内感染は過去3カ月間見られないが、同国は非常事態宣言の期間を9月末まで延長した。

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