中国原油輸入、7月はサウジ産が大幅減少 減産響く

[北京/シンガポール 25日 ロイター] – 中国税関総署が25日発表したデータによると、中国が7月に輸入したサウジアラビア産原油は536万トン(日量126万バレルに相当)と、前月の888万トンや前年同月の699万トンから大幅に減少した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う需要低迷と燃料価格の下落に対抗するため過去最大の減産を行ったことが響いた。

7月の中国原油輸入はロシアからが738万トン(日量174万バレルに相当)とトップ。イラクが579万トンで2位に浮上した。3位がサウジアラビアで、1─2位の座を明け渡すのは過去2年間で初めて。

米国産原油の7月輸入は前年同月比139%増の370万トン。今年4月に原油先物価格がマイナスになった際に買いが膨らんだ。

マレーシア産原油の7月輸入は38万7792トンと前年同月比71%減少した。

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