蘭州市で昨年ブルセラ属菌漏えい事故、市民3000人超感染 政府発表の10数倍
中国北西部の甘粛省蘭州市では2019年夏、地元の製薬会社からブルセラ属菌の漏えい事故が発生したことがわかった。当局は同年12月、約200人の市民が感染したと発表した。しかし、実際の感染者数は3000人以上であることがわかった。
中国メディアの報道によると、2019年7月24日~8月20日にかけて、動物用医薬品製造会社、中牧実業股份有限公司傘下の製造工場である蘭州生物薬廠で、ブルセラ属菌が漏えいしていた。この事故で、同年11月末ごろ、工場の近くにある中国農業科学院の蘭州獣医研究所の職員や学生から、ブルセラ属菌の抗体の陽性反応が出た。同研究所は工場からわずか460メートル離れたところにある。
漏えいの原因はずさんな管理にあった。同工場は、動物用ブルセラ症ワクチンを製造する過程で、使用期限が過ぎた消毒剤を使ったという。滅菌が不十分であるため、ブルセラ属菌を含んだエアロゾルが工場から排出された。
関連記事
中国のメモリー大手、長鑫科技の株価が7.77%急落し、時価総額は2千億元超減少した。黒字転換、自社株買い、次世代DRAM技術という好材料にもかかわらず株価が下落した背景を探る
歌って踊るだけのはずが、客とのデートまで仕事に? 中国で人気のライブ配信。その裏では、女性たちに太客への営業や接待まで求める会社があるという。「まるで接待業」女性配信者たちが明かした実態とは
隣の席の学生が、実は「密告者」かもしれない。中国の大学では、学生も教師も監視対象。誰が当局に情報を流しているのかわからない。台湾・香港の留学生が明かした、自由にものを言えない大学の実態
中国で起きた悲劇。わずか約100円の「ガス代が半分になる」という節約グッズを使った一家を悲劇が襲った。しかも類似品は今もネットで販売されている
中共国家統計局は、中国の2026年1~9月のGDPは前年同期比4.6%増と公表した。輸出が成長を支える一方、消費や投資、不動産市場は低迷。アナリストからは、中国経済の不均衡が深まっているとの指摘が出ている