発売前のiPhone 12、中国で模倣品3カ月前から出回る
米アップル社の次世代iPhone 12は、10月13日に正式に発売される予定だが、中国では模倣品はすでに3カ月も前から販売されているという。
アップル社は、10月13日に製品発表会を開催すると発表しており、業界ではこのタイミングで次世代iPhone 12が正式に発表されると予想している。しかし、3カ月前から、中国では同製品の模倣品が出回っており、英連邦諸国にも輸出され販売されているという。
香港経済日報8日の報道によると、模倣品には4つのカメラレンズが搭載されているが、LiDARスキャナがないことから、すべてのカメラが動作するかは不明だ。また、機体背面のアップルロゴはより中央に配置され「iPhone」の文字はない。デザインは新型iPhone SEによく似ているという。
模倣品にはiOS14システムが搭載されていないため、起動に約2分もかかる上、起動後の画面も暗く、色も鮮やかではない。そしてパネル素材もOLEDを使用できないため、全体的な表示効果は非常に悪く、本体サイズも「噂どおり」の薄さではない。ほとんどのニセモノiPhoneにもApp Storeがインストールされているが、実際のところは機能しない上、開くことすらできないという。
模倣品の販売開始価格は1万5800円からとなっており、今後発売されるアップル次期フラッグシップiPhone 12(仮)シリーズの価格は、約6万8000円~14万8000円と推測されている。
iPhoneの新機種が発売されるたびに、ほぼ毎回中国で模倣品が先に登場している。iPhoneの中国の工場の作業員が新製品の情報や部品を工場から持ち出す事例は複数報告されている。
(大紀元日本ウェブ編集部)
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