<中共ウイルス>四川省も戦時宣言、複数の大学で封鎖措置

中国四川省政府は12月8日、中共ウイルス新型コロナウイルス)の感染拡大を受けて、戦時状態を宣言した。

中国メディアによると、省政府は、成都市金牛区、錦江区、成華区と郫都区の住民やレストラン、バーなどの従業員に対して、PCR検査を受けるよう命じた。成華区と郫都区の一部の地域は、感染の中リスク地域と指定され、当該地域の住民は自宅からの出入りが禁止された。

成都市の双流国際空港では、すべての利用者が、身体の健康状態を示す「健康QRコード」の提示を求められた。8日当日、同空港で約140の航空便がキャンセルとなった。

同市にある成都理工大学は同日夜、緊急通知を出し、関係者以外の立ち入りを禁止した上、校内に出入りする業者などに検温、健康QRコードの提示を求めた。また、同大学の教職員と学生に対して、校外へ出ることを禁じた。

中国SNS上では、同大学の封鎖措置が注目された。「成都理工」は8日、一時SNS「微博」の検索ワードランキングのトップとなった。ネット上に投稿された映像では、同大学の学生寮に救急車が到着し、防護服を着用した医療従事者の姿があった。在校生らの投稿によると、医療従事者は、濃厚接触者となった学生にPCR検査を実施しているという。

また、四川省南充市にある西華師範大学と西南石油大学でも、封鎖措置が講じられた。

西華師範大学の在校生は、大紀元の取材に対して、「学校側に南充市から出ないようにと言われた。外出は4時間しか認められない。今、学生は基本的に学校から出られない状況だ。成都市に行ったことのある学生は隔離措置を受けている」と話した。

四川省は、新規感染者が過去2日間で6人に急増したため、戦時状態に入ると発表した。中国政府が情報隠蔽を繰り返しているため、実際の感染者数は不明だ。

(翻訳編集・張哲)

関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。