米実業家「ホワイトハウス顧問らが大統領に譲歩迫る」
米実業家でジャーナリストのパトリック・バーン(Patrick Byrne)氏は12月18日、ホワイトハウスで開催された会議に出席した後、トランプ大統領の顧問らは大統領に対して、大統領選の結果を受け入れ譲歩するよう勧めていると明らかにした。
バーン氏は20日ツイッター上で、「人生で初めて、トランプ大統領が気の毒だと思い始めた」「トランプ大統領は自身の顧問に騙された。彼たちは大統領を止めようとしながら、スタッフに『大統領を譲歩させるように』と要求している」と書き込んだ。
同氏は、マーク・メドウズ大統領首席補佐官、ホワイトハウス顧問のパット・チポロン氏、そして彼の2人の弁護士「エリック」と「デレク」の名前を挙げた。
バーン氏は、大統領の顧問らは「トランプ氏が大統領選挙で敗北することを望んでいる」と指摘した。
トランプ大統領の弁護団は今回の大統領選挙に不正行為があったとして、法廷闘争を続けている。
一方、一部の米メディアはこのほど、トランプ大統領らは18日の会議で、戒厳令について議論したと報道した。
これに対して、バーン氏は「100%フェイクニュースだ」と指摘し、「大統領は今回の選挙で100%勝利を獲得できた。戒厳令を宣言する必要は全くない。シドニー・パウエル氏とフリン氏が出した提言について、私は50%~75%の勝率があると思う。しかし、大統領の顧問はただ、彼に、選挙結果を受け入れ何もしないように進言しているだけだ」とした。
同会議に出席したパウエル弁護士も、戒厳令に関する報道を否定した。
バーン氏は自身がトランプ大統領に票を投じなかったと強調し、「米国が心理戦(PSYOP)に陥るのを見たくない」とした。
同氏は11月下旬、米メディアの取材に対して、自身の研究チームが大統領選挙について行った独立調査では、「選挙は100%操作された」と述べ、中国共産党政権が介入した可能性が高いと示した。
(翻訳編集・張哲)