<中共ウイルス>中国軍の医療機関が瀋陽市に入ったとの情報
中国国内では、遼寧省や北京市など各地で中共ウイルス(新型コロナウイルス)の感染者が急増している。ネットユーザーがSNS上に投稿した動画では、中国軍の医療機関がこのほど、遼寧省瀋陽市に入った。
感染状況が深刻な遼寧省の大連市感染防止対策当局は1月4日の記者会見で、「今回の感染拡大のペースは速く、ウイルスの伝播力が強い。また、感染してから発症するまでの潜伏期間が長いなどの特徴がある」と示した。
同省瀋陽市は2020年12月20日、戦時状態に入ると宣言した。現在、同市の16の地区が「感染の中リスク地区」と指定された。中国メディア「澎湃新聞」によると、瀋陽市ではスーパー・スプレッダーが確認された。同市は、昨年12月23日から元日までに確認された感染者21人は、同じ人からうつされたという。
瀋陽市民が4日、SNS上に投稿した動画によると、市内に複数の軍用車両が現れた。車両には「中国人民解放軍疾病予防管理センター生物制御サンプル採取車」「中国人民解放軍疾病予防管理センター総合能源保障車」などと書かれている。
2020年初め、武漢市で中共ウイルスの感染者が急増した後、1月末以降中国軍の防疫部隊は武漢市に入った。このため、ネットユーザーは、瀋陽市で実際に大規模な感染が広まっていると推測した。
一方、SNS微信(ウィーチャット)では、瀋陽市の医師は、市内の感染状況が非常に深刻で、感染拡大のペースが速く感染力も非常に強いと投稿し、「新型コロナウイルス変異種の可能性がある」と警告した。
同市皇姑区の飲食店経営者は、同区の感染が急拡大しているため、商店がすべて営業停止となったと大紀元に語った。
市当局は、4日から9つの区の市民に対して、2回目のPCR検査を実施すると発表した。当局は2020年12月31日から2021年1月4日正午まで、13の区・県の市民に1回目のPCR検査を行った。中国政府系メディア「遼寧日報」5日付によると、1回目の検査を受けた約670万人から、結果が陽性となった市民は1人しかいなかった。
(翻訳編集・張哲)