CPTPP、中国加盟に菅首相が難色も 中国が周到に計画
中国共産党が、米国不在の環太平洋経済連携協定(CPTPP)への加盟を狙い、着実に動きを進めている。菅義偉首相は1月3日、中国が加盟を検討している話について「中国の国有企業主導の運営下では敷居が非常に高く、現在の体制では容易でない」と否定的な意見を述べた。しかし、中国共産党は今後、日本の親中派を通じて日本政治や世論への働きかけを進めるとみられる。
米国が2017年に脱退したことから、環太平洋パートナーシップ(TPP)は「包括的かつ進歩的な環太平洋パートナーシップ(CPTPP)」と名称を変更し、現在11カ国が加盟している。日本は加盟国内で国内総生産(GDP)で先頭に立ち存在感を持つ。
2020年11月20日、中国の習近平国家主席はアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の非公式会合で、中国はCPTPPへの加盟を積極的に検討していると語った。
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