フェイスブックのロゴ(Denis Charlet/AFP via Getty Images)

フェイスブック、大統領就任日を前に「Stop the Steal」を含む投稿を全て削除へ

1月20日の大統領就任式に先立ち、フェイスブックは11日、「ストップ・ザ・スティール(Stop the Steal、選挙を盗むのを阻止せよ)」のフレーズを含むコンテンツをすべて削除すると発表した。

フェイスブックは声明で、同フレーズは大統領選の公正さを疑問視するトランプ大統領の支持者によって使われているとした。また、選挙後に「ストップ・ザ・スティール」と名付けられた多くの集会が全国で開かれたと述べた。

同社によると、今回の動きは「今後数週間でさらなる暴力を扇動する可能性がある」コンテンツを削除するためだという。コンテンツは同社の「協調危害ポリシー」の下で削除される。

フェイスブックのガイ・ローゼン(Guy Rosen)氏とモニカ・ビカート(Monika Bickert)氏は声明で、「我々は選挙結果に関する活発な対話を許可しており、それは今後も続く」と述べた。

「しかし、大統領選の結果に反対し、暴力につながる可能性のあるイベントを組織する試みが続いている。6日のワシントンでの暴力に関与した人々もこのフレーズを使用していることから、私たちは大統領就任日に先立ってこの追加的な措置をとる」

フェイスブックによると、1月20日前後までは24時間体制のチームが同社のポリシーを施行し、すでに相当数の投稿を削除したという。

同社は、「少なくとも1月22日まで脅威をリアルタイムで監視し対応する」と述べた。

トランプ氏のアカウントを無期限に停止した同社は、米国内で政治と選挙に関する広告も一時停止した。さらに、市民グループへの参加を勧めないなど、選挙前からある多くの措置と制限を維持すると述べた。

フェイスブックのニュースセクションには「ニュースダイジェスト」が加えられ、ユーザーが1月20日の就任式の「信頼できるニュースを見つけられる」ようにすると同社は付け加えた。

(大紀元日本ウェブ編集部)

関連記事
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。