ツイッターのロゴ(EMMANUEL DUNAND/AFP/Getty Images)

ツイッター、「誤情報に対するコミュニティ主導の取り組み」を開始

ツイッターはこのほど、「誤情報に対するコミュニティ主導の取り組み」を試験的に導入した。最終的には一般ユーザーが様々な投稿に「メモ」をつけて報告し、問題のある投稿に意見を述べたりできるシステムの開発を目的としている。

ツイッターは1月25日の声明で、「現在私たちはツイートにラベルを付けて、参考情報を提供している。しかしこのような取り組みを、規則違反の投稿や、広く世間の注目を集めた投稿に限定したくない。私たちはまた、もっと多様な人たちがこの問題に取り組めるようにしたいと考えており、コミュニティ主導のアプローチが役立つと考えている」と述べた。

この試験的プログラムは「バードウォッチ(Birdwatch)」と名付けられた。承認された参加者は、「誤解を招く」と思われる投稿に「メモ」を付け、このメモは一般ユーザーが見ることができる。

バードウォッチは試験段階にあるため、現時点ではメモは別のウェブアドレスに表示されている。ツイッターによると、一般の人もメモのデータをTSVファイルでダウンロードできる。

 

ツイッターのウェブサイトには、「これにより、専門家、研究者、そして一般の人々がバードウォッチを分析または監査し、その可能性や欠陥を特定し、効果的なコミュニティ主導の解決策を迅速に構築できることを期待している」と書かれている。

「問題が生じることもあると思うが、試してみる価値のあるモデルだと思う」

「参加者は他の人のメモが参考になったかを評価できる」と、ツイッターのバードウォッチガイドに書かれている。「評価によって、どのメモが最も参考になったかを識別でき、多くの参加者が参考になると判断したメモは、より多くのユーザーに表示されるようになる。また、評価は『将来の評価モデル』にも使用され、多様な参加者が一貫して参考になると評価した貢献者は、モデルに認識されるようになる」

ツイッターは、1月8日にトランプ前大統領のアカウントを永久停止したことで、今月に入ってさらなる批判を受けていた。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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