戦没者や退役軍人に敬意を表して開催されるリメンブランス・デー[Poppy Day/戦没者追悼記念日]の追悼行事に参加するスリランカ軍の兵士( LAKRUWAN WANNIARACHCHI/AFP/Getty Images)

国家安保と退役軍人プログラムに注意を向けるスリランカ

スリランカ内戦が終結してから10年以上を経た今、スリランカは、国家安保と退役軍人の支援プログラムに投資する平時の防衛予算策定に再び目を向けている。

スリランカ軍の近代化と海上安全確保への資金を拡大し、麻薬対策、テロ対策、IUU漁業(違法・無報告・無規制漁業)対策、人道支援・災害救援(HADR)に重点を置いた2021年防衛予算がスリランカ議会で承認された。

スリランカ国防省は前年比8%増となる1700億円相当(17億米ドル)の防衛予算の使用先を説明する文書を議員等に発行している。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。