WHO、エボラ熱流行で西アフリカ6カ国に警戒呼び掛け

[コナクリ 16日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)は16日、アフリカのコンゴ民主共和国とギニアでエボラ出血熱が再び流行し始めたことを受け、シエラレオネとリベリアを含む西アフリカ6カ国に警戒を呼び掛けた。

ギニアは14日にエボラ熱の流行を宣言。コンゴ民主共和国では今月に入り4件の新規感染が確認された。

WHOのマーガレット・ハリス氏は「シエラレオネとリベリアを含む6カ国に警戒を呼び掛けた。各国は迅速に対応を進めている」と述べた。ギニアの近隣国はほかにセネガル、ギニアビサウ、マリ、コートジボワール。

コンゴ民主共和国は採取したウイルスの遺伝子検査を実施。今回の流行は変異株によるものではないことが判明した。

西アフリカの前回の流行では、ギニア、シエラレオネ、リベリアを中心にこれまでのエボラ熱流行では最多となる約1万1300人が死亡した。

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