大紀元エポックタイムズ・ジャパン

【歌の手帳】やまと歌の心

 やまと歌は人の心を種として萬(よろず)の言(こと)の葉とぞなれりける。世の中にある人、ことわざ繁きものなれば、心に思ふことを、見るもの聞くものにつけて、言ひ出(いだ)せるなり。花に鳴く鶯、水に住む蛙(かはづ)の声を聞けば、生きとし生けるもの、いづれか歌を詠まざりける。力をも入れずして天地(あめつち)を動かし、目に見えぬ鬼神(おにがみ)をもあはれと思はせ、男女(をとこをんな)の中をもやはらげ、たけき武士(もののふ)の心をも慰むるは歌なり。(古今集仮名序、冒頭部分)

 日本で漢詩を「からうた」と通称したのに対して、和歌をもちろん「わか」とも言いましたが、ここでは「やまとうた」と呼んでいます。

 中国に漢詩がなかったら中国でありえないように、日本人と和歌が、切っても切り離せない関係であることは言うまでもありません。引用した古今集仮名序の冒頭にあるように、和歌は、人の心をその源泉として無限の言葉が綾なす、美しい文学です。

▶ 続きを読む
関連記事
疲れやすさ、髪や肌の変化、回復力の低下。中医学の「精」という視点から、健康長寿を支える体の備蓄を守る方法を考えます。
コーヒーは腸内細菌を通じて、気分や認知機能、炎症に良い影響を与える可能性があります。カフェインレスでも一部の変化が確認されました。
美術館、音楽、絵画、ダンス。芸術に触れる習慣が、DNAに現れる老化の進行の遅さと関連する可能性が示されました
バナナがすぐ黒くなるのはエチレンが原因。アルミホイルで柄を包むだけで鮮度が長持ちします。置き場所や他の果物との保存方法など、今日から使えるバナナの保存のコツをまとめました
塩辛くない食パンや飲料にも、ナトリウムが隠れていることがあります。腎臓を守る減塩のコツを解説します