映画『ノマドランド』で、第78回ゴールデングローブ賞で作品賞と監督賞を受賞したクロエ・ジャオ監督(Amy Sussman/Getty Images)

「中国は嘘ばかり」ゴールデングローブ賞受賞の中国出身監督が過去発言でバッシング

今年のゴールデングローブ賞を受賞した映画『ノマドランド』の監督クロエ・ジャオ(趙婷)氏は、中国を批判した過去の発言が問題視され、バッシングを受けている。中国問題専門家はこの出来事について「社会の全面的な後退」と評した。

同賞ドラマ部門で作品賞と監督賞を受賞した趙監督は中国出身で、アジア人女性として初めて同賞を受賞した。中国メディアは「中国の誇り」として同氏の快挙を褒め称えていた。受賞を報じた記事は微博で3400万回閲覧され、国民から祝福の声が上がった。来月23日の劇場公開も決まった。

しかし5日、同映画のポスターは映画情報サイトの豆瓣電影(Douban)から削除された。タイトル『ノマドランド』の中国語訳『無依之地』が、ネット規制の対象になり、検索不能となった。

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