震災10年とは言うものの、瞑目して迎えたその時刻はあっという間に過ぎ、次の時間へと移って行きました。
「被災地」という言葉を、いつまで使うのかは知りません。国や地方行政、あるいは報道するメディア、それぞれの立場で判断が異なるのでしょうが、やはり忘れてならないのは、そこで暮らす方々のお気持ちであろうと思います。
なにかの活動があると「被災地の人々を勇気づけるため」という枕詞つきで報道されますが、これは、いかがなものでしょうか。現地のご苦労は多々あるにしても、勇気をなくしたわけではないので、ちょっと違うのではないかなと懸念するのです。
言うならば「コロナが落ち着いたら行きますよ。必ず」が、いいですね。そのほうが、東京の私は楽しいし、現地の皆さんにも負担なく喜んでもらえるのではないかと思うからです。
(慧)
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