大紀元エポックタイムズ・ジャパン

【歌の手帳】世捨て人の願い

 願はくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月のころ(続古今)

 西行(1118~1190)の作。22歳で出家し仏門に入った西行は、文治6年2月つまり如月(きさらぎ)16日、河内国(大坂)の弘川寺で病のため入寂します。新暦でいえば3月30日に当たるので、桜の盛んな季節であったことでしょう。

 まさに自身の歌の通りに生涯を完結させました。その見事さが、西行の歌人としての名声を後世につよく印象づけたことは間違いありません。享年73歳。当時としては十分に長寿でありながら、その足跡は関東から奥州、あるいは紀州高野山など各地に及んでおり、晩年になってからも健脚を維持していたことが伺われます。

▶ 続きを読む
関連記事
「いい塩梅」の語源は、文字どおり塩と梅。梅を漬けると生まれる梅酢と塩の加減から生まれた言葉は、やがて人間関係や国を治める知恵を表す言葉へと広がっていきました。
寛大な人は特別な性格だからではなく、周囲の人の気持ちや変化に気づく力が高いのかもしれません。研究が示す「寛大さを育てる方法」を紹介します。
慢性炎症は、老化や糖尿病、認知症など多くの病気の背景にあると考えられています。専門家が、免疫バランスと腸内環境の関係、そして健康寿命を延ばすために今日からできる習慣をわかりやすく解説します。
肩や首の痛みの原因と対処法を、リハビリ専門医が解説。正しい座り方・枕の選び方・毎日できる3つのストレッチで、慢性化する前にセルフケアを始めましょう
30代、40代のビタミンD不足が、将来の脳の健康に影響するかもしれません。最新研究では、認知症の症状が現れる何年も前から脳に変化が起きる可能性が示されました。今からできる対策をわかりやすく紹介します。