日米防衛相会談、中国の動向中心に具体的取り組み議論したい=岸防衛相

[東京 16日 ロイター] – 岸信夫防衛相は16日、都内で開かれた日米防衛相会談の冒頭、オースティン国防長官が就任後初の訪問国として日本を選んだのは「インド太平洋地域に対する米国のコミットメントと日米同盟を内外に示す力強いメッセージ」と述べた。会談では「東シナ・南シナ海を巡る中国の動向を中心に、日米の具体的取り組みを幅広く議論したい」と語った。

また、10年前の東日本大震災の際に米軍が展開した救助活動「トモダチ作戦」に謝意を示した。

岸氏はオースティン氏が初の訪問国として日本を選んだのは「日米同盟の堅固さ、米国のアジア地域へのコミットメントを示すものだ」と強調。「メッセージをさらに強固にすべく、日米同盟の抑止力強化を進めたい」と述べた。

オースティン国防長官も、日米関係をしっかり強固にすることへの期待を表明するとともに、「東日本大震災から10年となることにも特別な意味がある」と語った。「日米同盟は自由で開かれたインド太平洋を維持し、脅威に対処するための礎になる」と強調。「これから先どんな課題も、ともに日米が対応していけると確信している」と述べた。

*内容を追加しました。

(竹本能文、山口貴也 編集:山川薫)

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