エリン・ワイデマン インタビュー

元公立学校の先生に聞いてみた 子供と親にとってのホームスクーリングのメリット

学校の先生が自分の子供の教育方法として、ホームスクーリング自宅教育)を選んだという話がますます増えているようです。そのような母親の一人、エリン・ワイデマンさんに話を伺いました。ワイデマンさんはホームスクーリングを選択し、今では保護者に向け、ホームスクーリングで成功する手助けをしています。彼女のアドバイスは、迷っている人の多くの保護者の背中を押してくれるかもしれません。

大紀元

学校の先生からホームスクーリングのお母さんへの転身の道のりについて教えてください。

エリン・ワイデマン

私は、仕事を辞めて娘(現在1年生)をホームスクーリングする前に、ほぼ10年間、学校でフルタイムで教えていました。具体的には、国語からリーダーシップ、外国語まで、あらゆる年齢と学年(幼稚園から11年生)の子供たちに教えました。

ホームスクーリングの教師になったとき、伝統的な学校モデル(スケジュール、ルーティン、システムなど)にしばられずに、自由を受け入れることを学ぶ必要がありました。その自由とは、自宅教育を家族のメンバー全員にとってベストな状態で、ひとりひとりが成功できる形にカスタマイズすることで、もたらされるものです。

大紀元

ホームスクーリングにはどのような利点がありますか?

ワイデマン

自分の子供を指導し、子供たちが世界と交流する声を育むことに多くの時間を費やすことには、無数の利点があります。私は、必修科目を優先しながら、人格形成自信を創造するための活動の実践もストラテジックに楽しんできました。娘が一番よく学べる方法で娘にとって魅力的な学習体験を手作りできるわけです。そうして今シーズンを通して娘とのつながりがより強くなり、より協力的になりました。私と娘のホームスクーリングは、適応性が高く、柔軟性があり、我が家の文化と価値観を反映していると言えます。

大紀元

学校のオンライン学習という手段に苦労していて、ホームスクーリングを検討している保護者にどのようなアドバイスがありますか?

ワイデマン

子供たちと協力して、自宅で学習がどのように行われるかについてルーティン、見通し、そして戦略を立てます。従来の公立または私立の学校のスケジュールを手本とする必要はありません。自宅での学校がどんな風であるかについて子供たちと語り、どのようにして行きたいかを一緒に決めます。計画を立て、調整や変更が必要な場合には計画を再評価します。こうやって自宅教育に慣れていない子供たちの了承と熱意を生み出し、そして子供ならではの貢献をほめるのです。

大紀元

教師としての経験から、ホームスクーリングにどのような学習習慣や方法を取り入れましたか?

ワイデマン

私は特定の科目への情熱をホームスクーリングの教室に持ち込みましたが、同時に自分が情熱を持っていない科目に対しては熱意が欠けていることにも気づきました。そこで私は、子供と自分自身に、(1)好奇心を持ち続け、(2)すべてのレッスンや学習単位で、何か「楽しみ」を見つけ、すべての科目への取り組みをコントロールすることを学びました。

大紀元

保護者は、ホームスクーリングへの取り組みが、本当に子供たちのために機能しているかどうか、どのように測るのでしょうか、または気づいたりすることができますか?

ワイデマン

各科目について、お子さんの学年レベルで何をカバーすべきかを理解することで、目標達成への足がかりとして下さい。自分の子供は、年末までに何を知り、何ができるようにすべきなのか。そこから逆算して、目標を達成するためのレッスンを組み立てるとよいでしょう。

大紀元

現在ホームスクーリングをしている、または将来する予定の保護者に伝えたいアドバイスは他にありますか?

ワイデマン

子供たちに教えるために保護者は専門家である必要はなく、すべての答えを知っている必要もありません。子供のことを一番よく知っているのは保護者なわけですから、そういう意味で保護者自身の資質、才能、個性、そして経験が、子どもたちの学業を含む人生のあらゆる面で子供たちの成長に大きく影響しているという事実を自覚して生かしてください。

 

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