【医学古今】
下等の医者は病気を治す
唐代の名医、孫思邈(そんしばく)の著書『千金方』に「上等の医者は国を治す、中等の医者は人を治す、下等の医者は病気を治す」という言葉があります。「上等の医者は国を治す」と「中等の医者は人を治す」については、すでに述べていますので、ここでは「下等の医者は病気を治す」に関して説明します。
「頭が痛ければ、頭を治す。足が痛ければ、足を治す」という言葉は、下等の医者を評価する時によく使われている言葉です。
病気の深い原因を突き止めることができず、表に現れた病状ばかりを治療しているのです。原因が取り除かれていないので、病気は一時的に回復しても再発し、その度に薬を投与して症状の改善をはかります。
関連記事
運動、仕事、学び、片づけ。成果を生む共通点は「完璧にやる」ことではなく、定期的にその場に立つことだった。
肌のくすみは紫外線だけでなく、睡眠不足や光刺激、ホルモン変化でも進行する。皮膚科医が、安全に透明感を回復させる正しいケアと注意点を解説。
「天然で安全」は本当?大規模研究が、メラトニンの長期常用と心不全リスク上昇の関連を示唆。睡眠サプリの思わぬ落とし穴と、賢い付き合い方を考えるための重要な一報です。
冬は気分の落ち込みや筋骨の弱りを感じやすい季節。チンゲン菜・しいたけ・厚揚げを組み合わせ、肝の滞りをほどき腎を養う冬向きの養生料理を紹介します。
世界の健康食物ランキングで、アーモンドが首位に。さらにラード(豚の脂)もトップ10入りし、健康常識の見直しを促す結果となった