【漢詩の楽しみ】買 花(花を買う)
帝城春欲暮、喧喧車馬度、共道牡丹時、相随買花去、貴賎無常価、酬直看花数、灼灼百朶紅、戔戔五束素、上張幄幕庇、旁織笆籬護、水洒復泥封、移来色如故、家家習為俗、人人迷不悟、有一田舎翁、偶来買花処、低頭独長嘆、此嘆無人諭、一叢深色花、十戸中人賦。
帝城(ていじょう)春暮(く)れんと欲し、喧喧(けんけん)として車馬(しゃば)度(わた)る。共に道(い)う、牡丹(ぼたん)の時、相い随いて花を買いに去(ゆ)くと。貴賎(きせん)に常価(じょうか)無く、酬直(しゅうち)花の数を看る。灼灼(しゃくしゃく)たり百朶(ひゃくだ)の紅。戔戔(せんせん)たり五束(ごそく)の素。上(かみ)は幄幕(あくばく)を張りて庇(おお)い、旁(かたわら)は笆籬(はり)を織りて護(まも)る。水を洒(そそ)ぎ復(ま)た泥もて封(も)れば、移し来たるとも色故(もと)の如(ごと)し。家家(かか)習いて俗を為さば、人人(ひとひと)迷いて悟らず。
一田舎翁(いちでんしゃおう)有り。偶(たまたま)花を買う処に来たれば、頭(こうべ)を低(た)れて独(ひと)り長嘆(ちょうたん)す。此の嘆(たん)人の諭(さと)る無し。一叢(いっそう)の深色の花は、十戸(じっこ)の中人(ちゅうにん)の賦(ふ)なりと。
関連記事
お腹の調子が気になるときは、食事の内容にも目を向けたいもの。生姜や味噌、鶏ガラスープに野菜とかき玉を合わせた温かなスープはいかがでしょうか。腸の健康を意識した食材の組み合わせと作り方を紹介します
背中や腰が硬く感じることはありませんか。背骨は体を支えるだけでなく、曲げたりひねったりする動きにも欠かせません。寝たままできる簡単な運動から、立って行う動きまで、5つの体幹ひねりを紹介します
古代エジプトの王墓にも納められた甘草。胃や喉の不調に使われてきたこの根には、現代の研究でも注目される成分があります。一方、摂りすぎによる血圧上昇など、見逃せない注意点もあります
抗生物質は処方された分を必ず飲み切るもの。そう教わってきた人も多いでしょう。しかし近年、感染症によっては短い治療期間でも十分な効果が得られるとする研究が増えています。何が変わったのでしょうか
膝の痛みは、軟骨のすり減りだけが原因とは限りません。中医学では、膝や腰の弱りと体全体の状態を結びつけて考えます。歩き方や首のこわばりにも目を向け、自宅でできるケアを紹介します