中国のマンションの写真。イメージ写真(WANG ZHAO/AFP/Getty Images)

中国アパート経営大手、米上場廃止へ 財務情報開示の拒否で

ニューヨーク証券取引所は、中国の長期賃貸アパート仲介プラットフォーム、蛋殻公寓(エッグシェル・アパートメンツ、Eggshell Apartments)の上場廃止の手続きを開始した。同社は米規制当局の要求を無視し、財務状況の報告を拒否したためだ。

4月7日付のサウスチャイナ・モーニング・ポストおよび中国メディア「財新網」の報道によれば、ニューヨーク証券取引所(NYSE)は、エッグシェルアパートメンツ社が長期にわたり義務づけられていた財務報告を開示しないため、3月15日から同社株式の取引を停止した。

エッグシェルアパートメンツは2015年に設立され、わずか数年で業界最大手にまで上り詰めた。最盛期、全国に数十万件のアパートを経営していた。2020年1月、ニューヨーク証券取引所に上場した。2020年の第1四半期には約1.88億ドルの純利益損失を計上していたが、それ以降、決算報告を行っていない。

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