2021年2月26日、香港のワクチン接種指定センターで中国シノバック社の新型コロナウイルスワクチン「コロナバック」を用意する医療関係者(Billy H.C. Kwok/Getty Images)

<中共ウイルス>香港、ワクチン接種後16人死亡、うち14人は中国製

香港で8日、中国製ワクチンを接種した市民が死亡した。現在、香港でワクチン接種後に死亡するケースは計16人に上っており、うち14人は中国のシノバック製ワクチンを接種していた。

香港政府衛生署によると、死亡したのは58歳の男性で、今月8日に職場で意識を失い、病院搬送後に死亡したと報じた。同男性は先月16日に中国製薬大手、科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製の新型コロナウイルス(中共ウイルス)ワクチンを接種していたことが判明。

香港保健当局によると、死亡した男性は喫煙歴があり、3月16日に接種を受けた後、異常はなかった。今月8日、職場で突然呼吸困難を起こし、すぐに意識不明となり、救急隊員が現場に到着した時には心肺停止の状態に陥っていた。同日夜、死亡が確認された。

中国のシノバック製ワクチンは、高齢者に関する第3相臨床試験の研究が不足しているため、高齢者への接種を推奨していない。しかし、香港当局は高齢者に対し、同ワクチンの接種を手配している。2月26日から始まったワクチン接種で、後遺症が出た人のほとんどは高齢者だ。

2月28日にワクチン接種で初の死者が出て以来、これまでに16人が死亡した。うち14人が中国のシノバックのワクチン、残りの2人がドイツのバイオエヌテック(BNT)のワクチンを接種していた。

(大紀元日本ウェブ編集部)

 

関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。