日米首脳共同声明「新時代の日米同盟」対中姿勢は前政権よりトーンダウン
訪米中の菅義偉首相は、ジョー・バイデン米大統領政権としては初の外国首脳として迎えられ、16日に首脳会談を行った。その後、直ちに共同声明を発表した。日米同盟は「インド太平洋地域と世界平和の礎を築いている」と表現し、海洋権力拡大を続ける中国を念頭にした「自由で開かれた秩序に基づく国際秩序への挑戦に対抗する」と結束を強調。同盟関係の新時代を宣言した。
菅総理とバイデン大統領は、2021年3月の日米安全保障協議委員会(日米2プラス2)の共同声明を全面的に支持。日本は自国の防衛力を強化することを決めた。米国は、日米相互協力安全保障条約の下で、核を含むあらゆる能力を駆使して日本を防衛することへの揺るぎない支援を再確認した。
同条約第5条の尖閣諸島の適用も再確認された。米側の声明では「私たちは共に、尖閣諸島に対する日本の管理を弱体化させようとするいかなる一方的な行動にも反対する」との言葉が含まれた。
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