【医学古今】

頻尿の鍼灸治療

頻尿は高齢者によく見られる臨床症状の一つです。現代医学では、この症状を主に膀胱の機能状況を考えて治療しますが、漢方医学では、主に腎の機能状況を考えて治療します。

 漢方の臓腑理論では、腎と膀胱は臓と腑の関係であり、双方の間では臓が主導的な作用を働き、腑の機能状況に強く影響を与えています。特に機能低下(虚証)の場合、腑の症状であっても、多くは臓から治療することになります。

 漢方医学の病理認識から言えば、頻尿は腎陽不足によりもたらした膀胱の気化機能低下が引き起こした症状だと考えます。治療する場合、腎陽を補い、膀胱の気化を助ける方法を採ります。漢方薬を使うなら、六味丸や八味地黄丸などを使います。

▶ 続きを読む
関連記事
「朝活」は本当に正解なのか。30日間の実験が教えてくれた、続けることと休むことの意味。
「続ける力」は意志の強さではなく、“なぜそれをするのか”にあるのかもしれません。最新の心理学研究をもとに、習慣が続く人の共通点と、無理なく行動を継続するための考え方を紹介します。
健康や若々しさを意識して、ビタミンB3関連サプリを取り入れる人が増えています。しかし新たな研究では、NMNなどの成分が膵臓がん細胞を助け、化学療法の効果に影響する可能性が示されました。
頭痛は「ただの疲れ」とは限らない。くも膜下出血・急性緑内障・脳出血など、命に関わる危険なサインを早期に見分ける方法と、日常でできる予防策・ツボ押し・食事法を専門家が解説
週に一度の料理が、脳と体を同時に刺激し、認知症リスクの低下につながる可能性があります。家庭料理の意外な力とは。