【ほっこり池】気遣いの一歩

 18日の午前9時29分頃のこと。東京の大紀元オフィスで原稿に向かっていたところ、不気味な揺れを感じました。地震です。やや長く感じたので、船酔いに似た不快感を覚えました。

 気象庁によると、震源地は宮城県沖で震源の深さは50キロ。宮城、岩手で震度4。さいわい津波の心配はなかったのですが、その時、とっさに思ったのは「震源は、どこの地方だ」「もしや東北ではないか。大丈夫か。津波はないのか」。

 これが10年前の震災を体験した私たちの、それ以前とは異なる感覚です。昔なら、自分のところの安否しか考えなかったものですが、今は「他の地方は大丈夫か」まで意識が及びます。

 教訓は、大きな悲しみの中から学び取るもの。「そちらは、大丈夫ですか?」という気遣いの第一歩を、お互いに、すぐさま踏み出せる日本でありたく思います。

(慧)  

関連記事
内なる不満を見つめ、愛を与える方法を通じて、心の癒しと新たな可能性を見出すヒントをご紹介します。
最新研究が脳損傷患者の意識の可能性を示し、医療や家族の対応に新たな光を当てます。
GoogleのAI「Gemini」が大学院生に不適切な発言をし、AI技術のリスクが改めて問題視された。企業の責任が問われる中、AIの安全性や倫理が注目されている。類似の事例も増え、技術の普及とリスクのバランスが課題となっている
健康な心血管を保つための食事、指圧、運動の実践方法を解説。心臓病予防のヒントが満載です!
専門医が語る乳がんリスクの主な要因と予防のポイントを解説。生活習慣の見直しで健康を守りましょう。